オーガニックレストラン認証は発展中!

2016年8月6日(土)、東京・京橋の中央区立環境情報センターにて、オーガニックレストラン認証の説明の会を設けました。

この認証は、まだ日本では発展途上。二つの認証機関が試行錯誤しながら立ち上げたもので、それぞれの特徴がみえ、これからどんなふうに展開していくのか、楽しみになりました。

JONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会) オーガニックの食材の使用比率を評価しながら、初級、中級、上級と星の数でみせようという仕組みである。たんにオーガニックの食材を使った料理を食べるということをすすめるというより、オーガニックに触れる機会としてレストランを位置づけ、「オーガニック=地域、自然、社会とのつながりを感じる=楽しい」という価値観を共有していきたいという姿勢がみえた。

リーファース  サービスを受ける立場にたち、情報の正確さを問うているのが特徴。従業員へのオーガニックの教育を重視し、変化の多い食材への対応を期待している。メニューにはオーガニックの比率がわかりやすいマーク(辛さを示す唐辛子の個数のイメージ)をつけることができる。真のオーガニックをきちんと伝えることが大事にされる。メニュー一つからでも、認証がとれるというところで、幅広く取り組みやすい仕組みがみえた。

現在、レストランでオーガニックの食事を提供している方、オーガニックの食材を提供する方、オーガニックの検査をしている方などから様々な質問があげられ、今後の認証プログラムが実需者のなかでもまれ、よりよいものにするための意見がでました。今後、この二つの認証機関のプログラムが、全国レベルでどのように広がりを見せていくか?参加者は、そのあと認証をうけたレストランでおいしい食事を堪能しながら、オーガニックへの取り組みの真摯さに触れたり、他地域でのこの認証の展開について模索したりという熱い時間をすごすことができました。