NHK 土曜ドラマ「限界集落株式会社」で有機農業をやってます

皆様

NHK土曜ドラマ「限界集落株式会社」はご覧になっていますか?有機農業をテーマに、村の再生に取り組むドラマでたいへん面白くハマっております。

全5回ですでに3回が終了し、第3回の終わりは波乱の展開となってきております。主人公は、13年ぶりに実家に戻り有機農業を続ける大内正登、その娘美穂、そして謎のコンサルタント多岐川優の3人です。

(かんたんなあらすじ)

大内正登は、若くして有機農業を始めたが、農協とトラブルになり、借金を残したまま東京で出て行ったきり戻りません。父の一男は息子の帰りを待ち望み、いつ帰ってきてもいいように息子の有機農業を継続していました。その父が死に、葬式のために13年ぶりに実家に戻った正登は、父が有機農業を続けていたことを知り、実家に戻り有機農業を続けます。しかし、経営は厳しく一度は有機農業をやめようと決心しましたが、謎のコンサルタント多岐川の登場により、有機農業を続ける決意をしたところです。

(有機JAS)

さて、この大内正登は、有機野菜を直売所で販売するシナリオになっています。ということは、当然大内さんは有機JASの生産行程管理者の認定事業者ということになります。実家に戻ってから短い期間で認定をとるのはさぞたいへんだったことでしょう。そこには、ドラマには出てこない苦労があったことと思います。ほぼ1か月で有機JASをとり直売所で売り始める、別の闘いがそこにあったのではないでしょうか。

そこで、勝手ながら妄想ドラマ「限界集落の大内家の有機JAS」というタイトルで筋書を書いてみました。ドラマと同時進行でお届けします。

妄想ドラマ 第1話 正登の復帰と有機JASの取り直し

正登が家を出たのは13年前。ということは有機JAS制度はすでに始まっていた。若くして有機農業に取り組んだ正登は、自ら有機JAS認定を13年前に取得した。これで農協だけでなく、個人の販路も広げたいと思っていた。その矢先の東京への家出となったのである。父一男は有機農業は引き継いだものの、さすがに有機JASを継続するところまではいたらず、農協出荷のみにたより、有機表示をしないで出荷していた。ほどなく、登録認定機関から廃止届を出すように促され、正登の代理で、一男が廃止届を出していた。そして、正登は復帰。ところが有機JASは継続していないことを知り、新たに取り直しをする必要性が出てきた。しかし有機農業自体をやめるかどうかの決断でゆれているところであり、有機JASどころではなくなった。

妄想ドラマ 第2話 有機JASの認定取得へ

多岐川の登場と美穂の存在により、有機農業の継続を決心した正登、さらに多岐川が直売所で有機野菜を売りたいという構想を知った正登は、多岐川に「有機JAS認定をとらないと有機野菜は売れない」と伝える。多岐川は「ならすぐに認定をとってください」と認定の取得を促され、取得を決心する。多岐川は直売所1か月で300万円を売り上げると豪語する。これに少しでも有機野菜の販売で貢献するのにタイムリミットは1か月以内。以前取得の経験があるので簡単に取れると思っていたら、JAS法の改正がされており、講習会から受け直しだという。これはたいへんだと気合を入れなおす。そして、いろいろな人の協力により、正登は有機JASの認定を取得。1か月のうちの最後の1週間くらいは、有機JASマークをつけた「有機野菜コーナー」を設営でき、なんとかまにあった。

妄想ドラマ 第3話 嵐の中の有機JAS

直売所では、有機JASマーク付きの野菜を順調に売り始めた。直売所の壁には正登の有機JAS認定書も飾られている。母の弥生と、娘の美穂にも講習会を受講してもらい、母の弥生に格付担当者として仕事を補ってもらっている。一方正登の畑を利用した観光農園も始まり、研修生とともに週末は観光農園で親子への有機農業指導もしていた。そんな中、大雨警報が発令され、集中豪雨となった。正登は畑をみて作物がダメになったのをみて呆然とした。その時、村の重鎮菅原が自分の畑も顧みず、正登の畑にやってきた。「作物はどうだっていいんだ、一男の作った土を守れ!」と檄を飛ばされた。はっとわれにかえった正登。「父の作り上げた土を守ることは、隣接の慣行圃場の土が流入するのを防ぐことだ。有機野菜を売り続けるには、隣接圃場の土の流入と水没だけは防がなければ、また3年待たなければならない」と考えた。自然災害の場合のQ&Aがあることまではとっさに思い出せなかったが、とにかく大雨の中みんなで一男の土を守ろうと懸命の正登だった。

 

2015年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin